【今週の見所 6/11週 結果】

北朝鮮問題@シンガポール 米朝首脳会談

②米国FOMC。欧州。日銀 中央銀行イベント

③ロシアW杯開幕

 

①は具体的な事を表現しない事に終始したので、万全!という結果ではなかった。

トランプ大統領自身も時間不足であった事を率直に認めた。

ただし悪い結果が出たという訳でもなく株式的にはプラス評価。

真贋は今後に持ち越し。今後の要点は以下。

 

A:あまり大きく報道されていないが、今後の進展は早いものとして考えておこう。

もう数週間後にはポンペイオ窓口の交渉はすぐに始まる。トランプは明言した。

B:CVID。完全で不可逆的な検証可能な非核化は北朝鮮側が名言拒絶。

C:非核化が遅れるならば北朝鮮包囲網の緩和も遅れる。と米国は名言。

 北朝鮮は宣言した時点で見返りをくれ。と交渉しているのは間違いないようだ。

 

BとCから中国に関するニュースに注意。

中国は非核化に傾いた時点で中國国境付近からのトラック輸送量を増やしている。

明確な国連決議違反。単にそれが犯罪だ!と指摘されていないで見逃されてきただけ。

米国は北朝鮮問題との関連を理由に貿易紛争を自ら好んで仕掛ける情勢。

中国はこれで大きな代償を支払わされる可能性がある。

このケースは米国市場も驚くような出血を覚悟せねばならない可能性がある。

短期的に出血して気を失っても死ぬのが中国である事が担保されれば、チキンレース

続行する可能性がある。

 

私時個人は貿易戦争に関しては楽観論は禁物だとみる。

北朝鮮に協力しているのは中国である。と米国が認定確定したと考えるからだ。

対ロシアに関しても注意が必要であろう。

 

②米国FOMCは予定より鷹派。

欧州ECBは予定よりハト派。相殺される不思議な事態となった。

結果オーライの事なきを得た。MSQ通過というドサクサイベントで一時は混乱しそうになったが恐怖指数は上昇せず。北朝鮮問題で玉の整理が先行して進んでいたのがラッキーだったとみる。

 

③サッカーの祭典始まる。

オープニングマッチは5-0でロシアがサウジアラビアを撃破。

プーチンサウジアラビアの王子は何を会話したのか?やや気になる。

原油は今週は軟調

 

サッカーの祭典は1か月。

事実上ロシア軍は動けない。

キーポイントはここだ。

 

【ポジション】

米国株は短期長期とも100%保有継続。

日本株はほぼ全てのポジションを解消。現金化。

残したのはREIT。鉄道ぐらい。全てを売り様子見とした。

空売りは入れず)

 

まだ景気後退はない。との予想は堅持している。

しかし半導体装置、銀行、化学と機械株の株価位置が低すぎる。

というのが理由だ。これは日本株だけの固有現象である。

短期筋が蠢動しているだけ。という見方も出来るので総弱気ではない。との結論だ。

 

結論は、個人的には景気後退を示唆する可能性より需給の乱れだと考えている。

具体的には三菱ケミカル。信用倍率が20倍。

景気敏感が総崩れではない。トヨタ自動車は信用倍率3倍程度で高い株価をマーク。

早い話、信用倍率だけ見ていれば勝てる相場。

実績など後回しでよい。実績はお盆まで出ないのだから。。。

 

なお日本株はいつ戻るのか?自信がない。

日本円をユーロかドルに転換して短期で回す事を優先する事をか考えている。

最悪の場合、去年のように秋まで待たされる可能性がある。

先物やOPTIONでの戦線復帰。日本株については柔軟な投資姿勢に作戦変更。

 

個別株は

三菱UFJ銀行

三菱ケミカル

SUMCO信越化学

日本精工あたりの機械 以上 出遅れ組

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・東急

東急建設(建設全般)

東京海上

・上記関連のREIT 堅調組

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東急不動(不動産株全般)

ニュートラル組

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出遅れ組の復帰は信用倍率からみて相当時間がかかると思われる。

いつ戻るのか? これを当てに行くのは難題であろう。